独立・開業を考えるあなたへ

「自分は会社員としてこのまま定年まで働くのだろうか?」「脱サラして、もっと自由に働きたい」

そう考える30〜40代の方は少なくありません。とはいえ、何をやるかとなると悩むもの。 コンビニや飲食のフランチャイズ、清掃業、買取業、最近ではSNSビジネスまで、選択肢は多岐にわたります。

この記事では、個人が開業しやすい代表的なビジネスモデル8つを取り上げ、それぞれの特徴やリスク、開業資金や収益モデルを分かりやすく比較します。

よくある個人ビジネスモデル8選とその実態

飲食店フランチャイズ

ネームバリューのあるチェーンに加盟し、店舗を借りて運営するビジネス。有名チェーン店の看板を使うことができ、メニューやオペレーション、材料なども決まっているので、開業しやすいというメリットがあります。

しかし、実はロイヤリティや人件費、家賃など固定費が多く、材料費を本部から購入しなければいけないため原価率が高いことも多く、利益が残りにくいというデメリットもあります。脱サラする人の多くは自ら店長となり朝から晩まで現場に立ちますので、時間的・体力的負担も大きくなりがちです。

開業の際は、立地や近くの飲食店の分布などを事前に確認し、どのくらいの集客が見込めるのかを現実的に考慮した上で検討しましょう。

  • 開業時にかかる費用
    • フランチャイズ加盟金:300万〜1,000万円
    • 店舗の契約費用(自分で借りる場合)
    • 内装工事・看板等の取り付け費
    • アルバイト採用費
  • 運用にかかる費用
    • 店舗の家賃
    • 水道光熱費
    • 仕入れ費(原価率30-50%)
    • アルバイト人件費
    • フランチャイズのロイヤリティ(売り上げの5-10%が相場)

コンビニフランチャイズ

コンビニはフランチャイズの飲食店以上に、誰もが利用するお店ですよね。集客をしなくても、そこにコンビニがあるだけで沢山の人が入店してくれ、売り上げは月1千万〜2千万にもなります。また、開業サポート体制も整っているのも魅力です。

しかし、他業種のフランチャイズと比べてコンビニは毎月のロイヤリティが30~70%と高く、さらに24時間営業の責任と、想像以上に細かい業務量に圧倒されるケースも。従業員の確保・教育など人材リスクも抱えるため、想像以上に自由が利かないビジネスともいえます。

  • 開業時にかかる費用
    • フランチャイズ加盟金:100万〜300万円
    • 内装工事・看板等の取り付け費
    • アルバイト採用費
  • 運用にかかる費用
    • 店舗の家賃
    • 水道光熱費
    • 仕入れ費
    • アルバイト人件費
    • フランチャイズのロイヤリティ(粗利の30%~70%が相場)

弁当屋フランチャイズ

お弁当屋さんのフランチャイズも、飲食店やコンビニと同じくチェーン店の看板を使い集客ができ、本部のサポートを受けられるメリットがあります。テイクアウト業態で開業がしやすい一方、天候や立地に売上が左右されやすく、ロス率や食材管理の難しさもネックです。

  • 開業時にかかる費用
    • フランチャイズ加盟金:300万〜1,000万円
    • 店舗の契約費用(自分で借りる場合)
    • 内装工事・看板等の取り付け費
    • アルバイト採用費
  • 運用にかかる費用
    • 店舗の家賃
    • 水道光熱費
    • 仕入れ費
    • アルバイト人件費
    • フランチャイズのロイヤリティ(売り上げの3%~10%が相場)

清掃業

脱サラして開業に挑戦する人の中で、意外と多いのが清掃業。ここでは、ハウスクリーニングなどではなく、不動産物件やホテルなどの清掃業者について説明します。

清掃業は、フランチャイズに加盟する場合はフランチャイズ加盟金のほか、清掃用の機材もそろえる必要がある上、多くの場合はフランチャイズに加盟したとしても自分である程度集客をする必要があります。また、機材を積んで移動が必要なので、自動車も必須です。

アルバイトを採用せず、個人や家族単位のみでの運営も可能なため、自動車と営業先のコネクションがある人には比較的始めやすいビジネスです。しかし、清掃業は完全な労働集約型ビジネス。単価は安定するものの、営業力・体力・信頼構築力が必要です。「働かない=収入ゼロ」という現実を強く感じるタイプの仕事といえます。

  • 開業時にかかる費用
    • フランチャイズ加盟金:100万〜300万円
    • 清掃機材:100万円~200万円
    • 移動のための自動車
    • チラシなど集客費用
  • 運用にかかる費用
    • 営業・集客費用
    • ガソリン代など
    • フランチャイズのロイヤリティ(5~10万円が相場)

買取業フランチャイズ

金やプラチナ、ブランド商品などを買い取って卸売業者に販売する買取業は、リユース市場が伸びる中で注目される業種です。

しかし、買取屋さんは買い取る際に最初にお客さんにお金を払い、それを売却した時点で売上に変わるため、ある程度の資金力も必要。高価なものばかり持ってくるお客さんばかりではないので、売り上げの見通しも立ちにくいです。本部や卸売業者に買ってもらえなかった品物はオークション等で販売するなど、ある程度の在庫リスクもあります。許認可や法規制対応も必要で、未経験者には意外とハードルが高い側面もあります。

  • 開業時にかかる費用
    • フランチャイズ加盟金:100~500万円
    • 店舗の契約費用(自分で借りる場合)
    • 内装工事・看板等の取り付け費
  • 運用にかかる費用
    • 店舗の家賃
    • 水道光熱費
    • 買取費用
    • フランチャイズのロイヤリティ(10~50万円が相場)

遺品整理業フランチャイズ

高齢化社会の中で需要が増している業種です。店舗は不要なものの、多くの物品を引き取るため、倉庫の所有は必須。また、回収した物品は卸売業者に販売する必要がありますので、フランチャイズをする場合は買い取ってくれる提携業者がいるかしっかりと確認しましょう。ない場合は、卸先とのコネクションが必要です。

売上の単価は高めですが、亡くなった方の持ち物を整理するため、精神的・肉体的な負荷も大きいことも考慮に入れて検討しましょう。

  • 開業時にかかる費用
    • フランチャイズ加盟金:100~300万円
    • 倉庫等の契約費用
    • 移動のための自動車
  • 運用にかかる費用
    • 集客費用
    • ガソリン代等
    • フランチャイズのロイヤリティ(10~50万円が相場)

SNS/コンテンツ販売

特に若年層で人気を集めているSNSビジネスやコンテンツ販売。うまくいけば大きく稼げる分野ですが、継続的な発信・差別化・ファン化の仕組みづくりが必須再nあため、再現性は低く、「売れるかどうかはやってみないと分からない」要素が強いため、安定収入にはつながりにくい傾向があります。

  • 開業時にかかる費用(人により大きく異なる)
    • iPhoneなどの撮影機材
    • LPなどの制作費
  • 運用にかかる費用(人により大きく異なる)
    • 動画などの外注費
    • コンテンツプラットフォーム等の利用料

eBay輸出(個人輸出ビジネス)

eBayは、海外ではメジャーなショッピングプラットフォーム。日本で仕入れた商品を海外向けに販売する越境ECビジネスです。小さく始められ、回転が早く、キャッシュフローも良好です。人を雇わずに始められるためランニングコストを抱えなくて済むのも魅力です。また、消費税還付・ドル建て収益といった付加価値もあり、地味ながら非常に堅実なビジネスモデルです。

ただし、eBayは独自ルールが多く、需要のある商品のリサーチなど、ある程度のノウハウが必要なため、参入障壁は高めです。

  • 開業時にかかる費用
    • スクール費用:50~200万円
    • 仕入れ費用:50万円~
  • 運用にかかる費用
    • 仕入れ費用
    • eBayプラットフォーム利用手数料(15~20%)
    • 発送代行等の利用料

比較して見えてくる「ハイリスクなビジネスモデル」

利益が出てもキャッシュが回らないビジネス

売上が立っても、回収までに時間がかかったり、先に大きな仕入れが必要だったりするモデルは、資金繰りに苦しむリスクがあります。飲食やフランチャイズモデルは特にこの傾向が強く見られ、利益率が数%以下という事も多いです。

見込み売上は大きくても、経費とリスクが読めないモデル

高単価・高収益とされるモデルでも、在庫の値崩れや規制、クレーム処理などに追われると、想定通りに利益が残らないことがあります。買取業や遺品整理業などは、こうした「見えにくいコスト」が大きくなることもあります。

「働いた分しか稼げない」か「仕組みで稼げる」かの違い

完全な労働型のビジネスモデルの場合、自分が足を止めることができない苦しさが付きまといます。脱サラしたのに、結局サラリーマン時代よりも労働している…という事態は避けたいところ。集客などの態勢をしっかり整え、将来的には自分がいなくても運用ができるようなビジョンを持てるかどうかも、開業時の大切なポイントです。

なぜeBay輸出は安定した利益が出しやすいのか

eBay輸出が安定した利益を出しやすいのには、いくつもの理由があります。

  • 1.87億人以上の海外ユーザーに直接販売できるため、集客の手間なく国内よりも圧倒的に大きな市場を相手にビジネスができる。
  • ドル建てで利益を得られるので、円安時には為替差益も期待できる。
  • 消費税還付の仕組みがあり、一定の条件を満たせば個人事業主でも還付を受けられる。
  • 在宅で完結でき、業務の外注化も進めやすいため、スモールスタートでも拡大しやすい。
  • 需給バランスの良いものを販売すれば、多くの商品は1か月以内で販売が出来、売り上げの入金が数日と早いため、キャッシュフローの黒字化が早い。
  • 初期費用100万円以下でも、1年で月収20万〜30万円、成長すれば月収50~100万円以上も十分に現実的。

理想の独立は、自分に合ったやり方で!

充実したサポート体制やネームバリューが利用できるフランチャイズ。少ない開業資金で始められるSNSやコンテンツビジネス。どのビジネスもメリットはありますが、「1年後、3年後に自分に何が残っているか/何を積み上げる事が出来ているか」という視点で冷静に考えてみることが重要です。

脱サラ者を多数輩出しているeBay物販スクール「SUNSPIRITS」では、公式LINEより無料相談が可能。自分の力で開業してみたいと考えている人は、ぜひ一度相談してみて下さいね。

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